【50代・定年後に最適】一戸建てから「駅近賃貸」に住み替える前に知っておきたい3つの重要ポイント

コラム

子どもが独立し、「これからは夫婦2人で、身の丈に合ったシンプルな暮らしをしたい」と考え始める50代、60代の方は少なくありません。

今の住まいが、広すぎて掃除が負担になったり、駅から遠くて不便に感じるようになったなら、選択肢のひとつとして「駅チカ賃貸マンションへの住み替え」を検討する価値があります。

しかし、賃貸への住み替えには「快適さ」だけでなく、思わぬ落とし穴も潜んでいます。この記事では、定年前後の世代が「安心して暮らせる賃貸住み替え」を実現するために知っておきたい3つのポイントと、将来のお孫さんとの関わり方を見据えた物件選びのコツも解説します。

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どうして“駅近賃貸”が選ばれているのか?

実際に50代以降で住み替えを選ぶ方の多くが、「郊外の広い一戸建て」から「都市部や駅近のコンパクトな賃貸」に移っています。理由としては、以下のようなメリットがあります。

1. 日々の暮らしが“ラクになる

掃除や庭の手入れ、階段の上り下り。一戸建てで当たり前にこなしていたことが、年齢とともに負担になります。コンパクトなマンションに移ることで、日常の手間がぐっと減り、生活全体が身軽になります。

2. 駅チカで移動がスムーズに

駅から遠い立地だと、買い物・通院・外出すべてが車頼みになりがち。駅チカ物件なら、電車移動もしやすく、子どもや孫が訪ねてくるにも便利です。

3. 修繕・維持のコストから解放される

持ち家だと10年、15年ごとに屋根や外壁の修繕が必要です。賃貸ならその手間もコストは、基本的にはオーナー負担。年金生活が見えてくる世代にとって、大きな安心材料になります。

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反対に「見落としがち」な注意点とは?

住み替えは「自由な暮らし」の始まりですが、以下のようなデメリットも考慮しておく必要があります。

家賃が一生かかる

持ち家のように「ローン完済=住居費ゼロ」とはなりません。将来的な収入減も視野に入れて、「何歳まで・いくらまで家賃を払えるか」をシミュレーションしておくことが重要です。

入居審査の壁

60代以降は、年齢や収入の条件で入居審査に苦戦することも。保証人や保証会社の条件を事前に確認し、場合によっては子どもに相談しておくとスムーズです。

集合住宅ならではの制限も

騒音・ペット・DIYなど、戸建てでは自由だったことが制限される場合があります。契約前に「何がOKで何がNGか」をしっかり把握しておきましょう。

後悔しないための“3つの住み替え準備

今の住宅ローンを精算できるか確認する

もし住宅ローンが残っている場合は、「売却で完済できるか」や「持ち家を貸し出す」という選択肢も検討が必要です。専門家への相談も視野に入れましょう。

賃貸の「家賃上限」と「契約条件」を明確に

「家賃はいくらまで払えるのか」「高齢者OKの物件か」などを最初に絞っておくと、物件探しがスムーズになります。UR賃貸や自治体の高齢者向け住宅なども要チェックです。

子ども・孫との距離も考えて立地を選ぶ

定年後は「家族との距離感」が安心材料になります。孫と会いやすい場所か、何かあったときに子どもが駆けつけやすい立地か、地図で路線や時間を確認しておくと失敗がありません。

将来、孫が遊びに来ることを見据えて

「今は静かに暮らせればいい」と思っていても、数年後にはお孫さんが生まれて「遊びに来る場所」が必要になることもあります。

そんな将来を見据えて、以下のような視点で選ぶのもおすすめです。

2LDK以上の間取りで来客対応ができる余裕 近くに公園や児童館など、子どもが楽しめる施設がある 駅チカやバス便が豊富でアクセス良好。

長く住み続けることを考えるなら、「今の自分たち」だけでなく、「数年後の家族との関わり」も含めて物件を選ぶと安心です。

【まとめ】これからの暮らしにあった家を

子育てが終わった今だからこそ、「これからの暮らし」を見つめ直すタイミング。駅近の賃貸マンションへの住み替えは、夫婦2人の新しい人生のスタートにぴったりの選択肢です。

ポイントをおさらい

住宅ローンや家計状況をチェックしてから動く。 高齢者でも安心して住める賃貸を選ぶ 孫が来る将来も見据えて「ちょうど良い広さ・立地」を考える

「今の家が手に余る」と感じ始めたら、まずは無理のない住み替え計画を立ててみてはいかがでしょうか?

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